中国西药稀缺:中国人都来日本买药 [日本媒体]

中国来日旅游的夏季高峰期总算结束了。但近些年中国的赴日游高潮有全年化的趋势,而且从现在开始,九月末就是中国的中秋,然后十月初又是国庆。。。假期一个接着一个,这样中国人的来日旅游热潮看样子是要一直延续下去了。


国からの日本旅行者がピークになる夏休みは终わりましたが、最近は日本旅行も通年化していますし、さらにこれから9月末の中秋节、10月头の国庆节と连休が続くため中国人の日本旅行热が衰えることはなさそうです。

中国来日旅游的夏季高峰期总算结束了。但近些年中国的赴日游高潮有全年化的趋势,而且从现在开始,九月末就是中国的中秋,然后十月初又是国庆。。。假期一个接着一个,这样中国人的来日旅游热潮看样子是要一直延续下去了。

健康维持のため広场でダンスを踊る中国人(写真はこちら)

为了自身健康而大跳广场舞的中国人照片

9月の初めに中国で行われた抗日戦争胜利70周年记念军事パレードの様子は日本でも大々的に报道されましたが、笔者の周辺はいたって平静です。何人かの友人はこの连休を利用して日本へ旅行に行っています。このように政治的な问题はどうあれ、中国人の日本旅行はさらなる盛り上がりをみせています。

九月初在中国为了纪念抗战胜利70周年而举办的大阅兵,日本方面也进行了详尽的报道,但笔者的周边却很平静。几个中国朋友还利用这个假期去日本旅行了。中国人才不管这些政治上的东西呢,他们去日本旅游的热度反而更加升温了。

さて、前回の「メイクよりも“肌ケア”に気合を入れる中国の女性」では访日中国人のお土産として大人気の化粧品について、中国人の化粧品に対する考え方や、スキンケア化粧品、メイクアップ化粧品、それぞれの発信すべき情报の违いについて绍介しました。

那么上次提到的那些“相对于化妆更热衷于肌肤护理的中国女性”。。。。访日中国人将各种日产化妆品作为特产而大肆采购。。。以及中国人对化妆品的理解、各种护肤用品和彩妆化妆品。每样应该关注的产品信息差异都做了详细的介绍。

今回は、化粧品と同様、中国人観光客に大人気の「医薬品」について、その背景と医薬品の発信すべき情报を绍介したいと思います。

这次,我们将焦点移到同样在中国游客中攒足人气的医药品上吧。就说说为什么日本的药品对中国人有那么大的吸引力,以及应该如何向中国游客介绍这些医药品吧

■ 病は自力で治す中国人

自己给自己治病的中国人

中国の人たちは「病気になったらどうするか」ではなく、「病気にならないように体を常に健康を保つこと」にとても注意を払います。早朝に広场へ行けば太极拳をやっているお年寄りを见かけますし、夕方になれば散歩やダンス、体操をしている人たちで広场や道が溢れかえります。

对中国人来讲,重要的不是生病了咋办呢,而是如何保持身体健康不生病。早晨去广场的话可以看到不少打太极拳的老年人,到了傍晚广场上那些散步的,跳舞的人能把广场和路两边挤爆了。

それでも病気になってしまったときは、なるべく病院へ行かず、薬も饮まず、自力で治そうとします。

即便如此,一旦生了病呢!则尽量不去医院,也不吃药,而是靠自身抵抗力扛过去。

では、薬も饮まないでどうやって风邪を治すのか。鍼(はり)や、日本では「かっさ」と呼ばれる刮痧(くあしゃー:gua sha)をするのです。鍼は日本でもおなじみの、细い鍼灸用のはりをツボに刺す治疗法です。

但连药也不吃的话,感冒怎么能好呢?中国人一般用针灸或者刮痧这样的土法子治疗。对于针灸日本人都不陌生了,就是用细细的刺针扎穴位的治疗方式。

「かっさ」を自宅で行う场合は、中华料理で使うレンゲをサラダ油に浸し、そのレンゲで背中をゴシゴシこすります。背中が真っ赤になるまでこすり、体の内部の热を外に逃がすことで热を下げるという治疗法です。惯れている人は油を使わずに直接こすります。笔者も以前、风邪をひいた际に家内のお义父さんにやってもらったのですが、あまりの痛さに泣いてしまった覚えがあります。

所谓刮痧一般在自己家里就可以了,就是用那种中式瓷勺放在食用油里泡一下。然后用这个勺子在光背上擦擦的来回摩擦。。。直到把背部擦的红红的。据说这样能把体内的热气散出去,使体温下降。

それでも治らず、薬を饮まないといけない场合は、できる限り汉方薬を使います。汉方薬は中国语で中薬(ちょんやお:Zhong yao)と言います。これに対し、薬局や病院で手に入る普通の薬は西薬(しーやお:Xiyao)と言います。东洋の汉方薬に対する西洋の薬という意味です。

迷恋此方的人连油都不要,直接就开搓。我以前感冒的时候,义父给我刮过痧,结果就是痛得我眼泪都流下来了。要是还治不好,到了非要吃药的阶段。则尽量吃中药---与此相对应的则是那些在药店和医院才能买到的普通西药

自力で解决する最终手段となる西薬ですが、中国の薬局では、简単に入手することができません。もちろん以前に比べ市场の开放が进み、外资系企业の医薬品も浸透しつつありますが、まだまだ薬局に并ぶのは中国系企业の医薬品が主流です。

自己治病的最终手段才是吃西药。但在中国的药店,要买到对症的西药并不容易。当然喽,和以前相比中国的市场开放多了。那些外资药企的产品已经逐渐渗透进来了。。。但是中国药店里柜台摆着的药品主流仍旧是国产货。

ただ、残念なことに中国の人たちは自国の会社の医薬品をあまり信用していません。医薬品に限らず、近年様々な「品质问题」が频発していることを考えれば无理もない话です。

但是很遗憾,中国人自身也对本国产的药品持怀疑态度。其实不光是药喽,鉴于这些年中国国货频频曝光的质量问题,也怪不得那些中国顾客信不过本国货



■ 「并び屋」も登场、中国の病院は大混雑

在房子里排着队。。。混乱的中国医院

もっと早く「病院へ行けばいいじゃないか」と思うかもしれませんが、中国の病院は常时パンク状态です(冒头の写真)。

你可能会问---为啥不早点去医院呢?告诉你把---因为中国医院里早被患者撑爆了

以前、义理の父を病院に连れて行ったときは、朝5时半に并んで、ようやく诊てもらえたのは午后1时半でした。长蛇の列には「并び屋さん」がいて、お金を払えば代わりに并んでくれるのですが、それでも相当苦労しました。こんな状态ですから、中国では、风邪をひいた程度では谁も病院に行こうと思わないのです。

讲讲之前我领着义父去看病的经历吧---我们凌晨五点半就开始排队挂号了,结果医生看病的时间已经是下午一点半了。。。医院里人挨人人挤人的长蛇阵,没有办法我只能花钱雇人替我排队了,就这样也把人折腾个半死。正因为如此,所以在中国如果有个感冒一类的小病谁都不会去医院的

つまり、「病院に行かずに治したい、鍼やかっさも効かない、汉方薬でも治らない、西洋薬は欲しいが、外资系ブランドの薬は少なく、中国企业の製品は心配」といった状况が生まれているのです。

说白了就是---在中国去一趟医院不容易,只能自己治病。但是针灸和刮痧没有效果;吃中药也没有用;最后还是要靠西药,但是中国的外资品牌药很稀缺,而中国国产药品又让人信不过。。。这就是中国的现实情况

では、どうしたら良いのか。中国の人たちのこの深刻な悩みを解决するのが日本の医薬品です。日本の医薬品が中国人に人気なのにはいくつかの理由があります。

那可咋办呢!中国人对此类严重问题的解决途径就是抢购日本药。。。日本医药品在中国如此受欢迎不是没有原因的

1.日本の医薬品は安全、効き目もあり副作用も少ないというイメージ

其一:中国人认为日本药品安全有效,而且副作用少

2.薬は使用スパンが长く、日本に旅行に行く频度で买うのにちょうどいい(すぐにはなくならず、なくなっても旅行を控えた知人に頼めばよい)

其二:用药周期长,借助去日本旅游购买正好---病人无法很快痊愈,即便没药了也要请求去日本的熟人帮着带药

3.中国にはないユニークな製品がたくさんある(口内炎パッチ、花粉症用目薬、饮みやすい锭剤等)

其三:有很多特殊的药品是中国看不到的。。例如口腔内药贴、花粉症眼药以及容易下咽的药片等等

4.家电製品などに比べ、サイズが小さいので持ち帰りやすい(友人に頼む场合にも、頼みやすい)

其四:和家电等大件相比,药品的尺寸很小容易携带...这样即便托人也容易开口了

■ 日本の薬は日本で买うのが一番

日本的药品还是在日本买比较放心

化粧品も访日中国人のお土産として人気ですが、中国にいても、ECサイトやソーシャルバイヤーを通じて気軽に买うことができます。しかし、医薬品はそういう訳にはいきません。たとえネット上で医薬品が売られていたとしても、やはり薬には慎重になり、なかなか买う决心がつきません。

日本化妆品被中国人当成土产大肆购买。其实在中国呢,可以通过代购和购物网站很容易的买到想要的东西。但是医药品是个特例。即使在网上看到有想要的药品销售了,但毕竟是药啊,一般对这些网上销售的东西还是抱着怀疑的态度的

结果として「日本の医薬品は日本で买うのが一番安心」となるのです。中国の人にとっては、すぐ隣の国で、高品质で安全な薬を简単に买うことができると映っています。これが、医薬品の爆买いを生み出す最大の要因となっているのです。

结果就是---日本的药品还是在日本购买最放心啊!对中国人来说,能够容易的从紧挨着的邻国买到高品质令人放心的药品正在成为现实。这才是日本药品被中国人抢购的最重要的原因

中国にいながらにしてネットで购入できる化粧品は、ネットの情报や评判が判断基準となるだけでなく「试しに买う」という选択肢もあります。しかし、日本で买うことが前提となっている医薬品は、化粧品以上に、情报や评判だけを頼りに购入を検讨しなければならないのです。

在中国待在家里就能通过网络买到化妆品,上面有产品信息以及使用者的评语,这些都可以成为潜在购买者的参考。而且很多产品还可以选择“试用”。可是那些要在日本购买的医药品,相比起化妆品来,在购买之前更需要仔细比对。。。而比对的标准只有网上的那些介绍以及购买者的评价而已。

つまり、日本企业にとっては、医薬品は「日本でどれだけ买ってもらえるか」で胜负が决まります。その特性上、化粧品以上に発信する情报が重要になってくるのです。

也就是说,对于日本的企业来讲,那些医药品的中国潜在购买者具体要在日本买多少呢。。。这取决于企业能向他们传达多少产品的相关信息。比起那些化妆品来讲,这一点尤为重要。

 

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